Lindnerhof Taktik - Plattenträger LT025/V 5FTD【ドイツ連邦軍】

Lindnerhof TaktikのフラッグシッププレキャリであるLT025/Vです(いわゆるGen.V)。
同社のプレキャリとしては5代目にあたる製品であり、2014年に出現して以来、新型プレキャリが続々リリースされた2022年現在においてもカタログに掲載され続けている傑作です。



先代のGen.IVを踏襲したデザインでぱっと見はあまり変わっていないようにも見えます。


リリーサブルプレートキャリアですが特殊部隊/特殊作戦部隊向け支給キットには非リリースタイプのリアパネルとカマーバンドもセットされています(写真は非リリースタイプ)。
どちらを用いるかは隊員の判断によるようです。



リアパネルの裏面、背中にあたる部分には取り外し可能なメッシュパッドが付加されています。
支給モデルはこのメッシュがタン色ですが、民間販売のものはリリースされてすぐOD色に変更されました。



Gen.IVでは固定タイプだったベルクロフラップは取り外し可能になっています。
キット付属のチェストリグを接続するための措置のようです。



Gen.IV(左)とGen.V(右)のショルダーループの比較。
ベルクロが及んでいる範囲が異なっており、ここで判別することが可能です。



同じく背面側のショルダーループですが、Gen.V(右)ではリアパネルが肩まで及んでいます。
ここもIVとVを判別するポイントです。



ショルダーループの折り返し部分でも判別が可能です。
Gen.IVでは単純なナイロンテープですがGen.Vは生地からつくられています。
草履のようなショルダーパッドは(わかりにくいですが)5FTD生地でつくられています。



フロントの配置例。トップにマップケース、その下にマルチキャリバーを3つ。
わりと典型的なレイアウトです。



ライフルマグポーチは様々な種類が付属します。
画像にあるマルチキャリバータイプ、シングルタイプ、ダブルタイプに加えピストルマグポとセットになったダブルデッカータイプ、ベルクロでフラップに挟み込むDoMaTaが存在します。



マップケースはあまり大きくなく、最低限の機能を満たすような設計。




背面にはお決まりのようにハイドレーション。2Lタイプが付属します。



左カマーバンドの配置例。こちらもお決まりのようにラジオポーチとメディックポーチ。



右カマーバンドの配置例。あくまでオーソドックスなチョイスとレイアウトにしました。




メディックポーチはトラウマポーチと呼ばれるタイプが付属。
グレネード用ポーチとしてはフラググレネード(DM51)ポーチとユニバーサルグレネードポーチ(DM25やDM35)が付属します。
ユーティリティポーチは小型のものが水平タイプと垂直タイプで2種類、さらに少し大きめのタイプ、ファステックスで閉じる大型のものが付属します。



ラジオポーチはMBITR向けに設計されたものが付属します。
空挺部隊ではこれに無理やりSEM52を入れたりします。




いかにもMBITR用といった感じでドロップタイプになっています。



モジュラーベルトもセットされています(バリスティックではない)。



ピストルマグポーチとダンプポーチ、水平タイプのユーティリティを配してみました。



ダンプポーチはエラスティックバンドに織り込んで収納するタイプです。



オマケとしてついてきたTCCCカード。訓練に使ったものでしょうか。



記入欄にはテープが張られています。
はがして再利用するためか、記入しやすくするためか、消えにくくするためなのかははっきりしませんが。


Tschüs!!

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