ブログの概要 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 「アントン重工業」がミリタリーブログから移転しました。今後はこちらでお世話になります。基本的にはこれまで通り、ドイツ連邦軍の装備品のアーカイブとして運用します。ミリタリーブログの方は記事の移転が完了するまで残す予定です。ブログテンプレートの関係でカテゴリは上のようにまとめていますのでお役立てください。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
基本装備 【ドイツ連邦軍】 訓練などでよくみられる、システム95を中心とした装備の組み合わせを見てみましょう。 各装備品の組み合わせは状況や目的によって様々ですが、今回は古典的な基本訓練をイメージしました。 1st Lineはドイツ語圏においては主に衣料品を指します。 Feldbuluse = ジャケット Feldhose = ズボン Gürtel = ベルト Feldmütze = 野戦帽 Handschuhe = グローブ さらにTシャツ、靴下、ブーツを加えてGrundformと呼ばれる基本形式を形成します。 2nd Lineはシステム95とし、5点セットからあまり出番のないスコップポーチをオミットします。 小銃運用のためG36マガジンポーチを追加しました。こちらはG36とともに4個支給されます。 必要に応じてその他のポーチを増設します。 さらに状況に応じてヘルメットM826、防破ベスト(Splitterschutzweste)を着用します。 これである程度古典的なイメージのドイツ連邦軍兵士が出来上がります。 小銃も忘れずに。スリングは付属の官給品を適用。 二脚やドラム型マガジンはオプションですが、あまり積極的に用いられてはいません。 2022年のMVGの際にシステム95とヘルメット、防破ベストの統制で集まった時の様子。 ドイツ連邦軍装備の分野においては入門編でもあるので人頭を揃えやすい装備でもあります。 Tschüs!! 続きを読む
Schutzweste Infanterie modifiziert REPLICA 【ドイツ連邦軍】 ドイツ連邦軍の最新型アーマーのウクライナ製レプリカです。 ファンの間では有名な個人制作者によるもの。 このアーマーの正式名称は"Schutzweste Infanterie modifiziert"のようです。 長いので以降はInfModと略します。 2017年頃から見られるタイプをベースに制作したようです。 実物を入手した人たちによるとこれはLサイズではないかとのこと。 MOLLEコマ数の割にはコンパクトな印象を受けます。 形状のまとめ方はLHTのP6に近いように思えます。 リリーサブルアーマーなので背面はワイヤーで接続されています。 他の多くのアーマーと同様、背面側を脱落させる方式です。 カマバンのエラスティックも当時の実物準拠で3分割にされています。 ナイロンのループにプラ環を差してワイヤーを通す方式で3段階のサイズ調整が可能です。 この手のアーマーにありがちなハトメ利用でないのは金属部品を避けるためでしょうか。 背面のドラッグハンドルは一部内側で畳まれていて、引っ張るとある程度の長さまで抜け出てきます。 リリースハンドルは赤いベルトが目印となっています。 旧来の試作型ものとはここで簡単に判別できます(MOLLEテープが柄物か否かでも判別できます)。 反対側には赤いベルクロの付いた謎のテープがあり、リリースハンドルの左右入れ替えが可能なように見えます。 ストックパッドまで付属します。 チェストリグの接続に用いるファステックス部品も付属します。 カマバン自体はサイドプレートや小物等を収納するつくりにはなっていません(実物もそうでしょう)。 上側に付いているテープはケーブル類をガイドするためのものと思われます。 SK1ソフトアーマーの収納スペースです。 内側にはSK4収納用のポケットが縫い付けられています。 前も後ろも同じ構造です。 3FTDの出来が良かったので5FTDも入手しました。 連邦軍による5FTDのアーマーの新規導入は02年頃のIdZ-BSから数えて実に15年ぶりになりますね。 出現したのは2017年のeFP派遣からかと思います。それまでIdZ-ESといえば3FTDでした。 クリミア併合の緊張を受けたことによる欧州防衛の機運の高まりが関係しているのでしょう、 リトアニアやジョージアなどでの演習を中心に見かけるようになりました。 3FT... 続きを読む
Lindnerhof Taktik - Plattenträger LT025/V 5FTD【ドイツ連邦軍】 Lindnerhof TaktikのフラッグシッププレキャリであるLT025/Vです(いわゆるGen.V)。 同社のプレキャリとしては5代目にあたる製品であり、2014年に出現して以来、新型プレキャリが続々リリースされた2022年現在においてもカタログに掲載され続けている傑作です。 先代のGen.IVを踏襲したデザインでぱっと見はあまり変わっていないようにも見えます。 リリーサブルプレートキャリアですが特殊部隊/特殊作戦部隊向け支給キットには非リリースタイプのリアパネルとカマーバンドもセットされています(写真は非リリースタイプ)。 どちらを用いるかは隊員の判断によるようです。 リアパネルの裏面、背中にあたる部分には取り外し可能なメッシュパッドが付加されています。 支給モデルはこのメッシュがタン色ですが、民間販売のものはリリースされてすぐOD色に変更されました。 Gen.IVでは固定タイプだったベルクロフラップは取り外し可能になっています。 キット付属のチェストリグを接続するための措置のようです。 Gen.IV(左)とGen.V(右)のショルダーループの比較。 ベルクロが及んでいる範囲が異なっており、ここで判別することが可能です。 同じく背面側のショルダーループですが、Gen.V(右)ではリアパネルが肩まで及んでいます。 ここもIVとVを判別するポイントです。 ショルダーループの折り返し部分でも判別が可能です。 Gen.IVでは単純なナイロンテープですがGen.Vは生地からつくられています。 草履のようなショルダーパッドは(わかりにくいですが)5FTD生地でつくられています。 フロントの配置例。トップにマップケース、その下にマルチキャリバーを3つ。 わりと典型的なレイアウトです。 ライフルマグポーチは様々な種類が付属します。 画像にあるマルチキャリバータイプ、シングルタイプ、ダブルタイプに加えピストルマグポとセットになったダブルデッカータイプ、ベルクロでフラップに挟み込むDoMaTaが存在します。 マップケースはあまり大きくなく、最低限の機能を満たすような設計。 背面にはお決まりのようにハイドレーション。2Lタイプが付属します。 左カマーバンドの配置例。こちらもお決まりのようにラジオポーチとメディックポーチ。 右カマーバンドの配置例。あくまでオーソドックスなチョイスと... 続きを読む
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