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Revision Sawfly【ドイツ連邦軍】

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ドイツ連邦軍の標準的なシューティンググラス、Revision Sawflyです。 SCHUTZBRILLE, WETTERSCHUTZもしくはSchutzbrille, persönliche Schutzausstattungという名目で調達されています。 左は市販モデル、右は官給モデルです。官給キットの方がケースが大きく、セット内容も充実しています。 官給キットに相当する市販キットは確認できていないので、納入のためにわざわざ作ったのでしょう。 ケースにはレンズ収納用のポケットが連結されています。ベルクロでつながっているので使用状況に応じて分割も可能です。 レンズはオレンジ、クリア、グレーの3種がセットになっています。 取説にはわざわざBUNDと入っていて記載内容も少々異なっているようです。 官給品には左側のテンプルにBUNDとサイズが印されています。 レンズ上部にも小さくBUNDと入れられています。 技術仕様書に見るセット内容です。 今回のキットの他、レンズ用のRXキットとレーザ保護用の黄色レンズが追加で支給されるようです。 ドイツ連邦軍においては標準的な装備品として全面的に支給されています(特殊部隊では見かけません)。 正式採用までの試用期間が長かったとのことでいつごろ採用されたか分かりませんが、2010年あたりからそれなりに見られるようになりました。 Sawfly納入の契約は2011年8月ですが、それまではオークリーのMフレームが用いられていました。 Mフレームの価格はSawflyのおよそ3倍だったともいわれています。 Tschüs!!

Arcteryx Knieschutz【ドイツ連邦軍】

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アークテリクスのKnieschutz=ニーパッドです。 ドイツ連邦軍においては官給品でもあり、主に特殊部隊に供給されました。 ポチエチレンパッドにABS樹脂を貼ったシンプルなつくりです。 構造上軽いためにずり落ちにくい特徴がある、ということのようです。 官給品ですのでNSNとASDが付与されています。 この白いラベルはLHBwの調達仕様書による指定によって縫い付けられたもの。 Lindnerhof Taktikの名前がAuftragnehmers=調達請負担当として記されています。 これはLHTがアークテリクスと代理店契約をしているためでしょう。 LHBwの調達仕様書によるとブラックとコヨーテが調達されているようです。 なお調達上の名称は"Knie-/Ellenbogenschutz"ということですので肘にも適用できるのかもしれません。 Tschüs!!

Blackhawk Serpa Lv2【ドイツ連邦軍】

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EGB中隊など一部で見られるODのLv2 Serpaホルスターです。 調整用ビスの前にバンジーコード用の穴があいています。OD版にだけ見られる仕様なのでしょうか。 別途購入する必要がありますがバンジーコードを利用している例もあります。 書籍"Die Infanterie der Bundeswehr"ではEGBの教導過程で使用されている写真を見つけることができます。 2010年以前にはすでに供給されていた様子ですが、同BHIのデューティーベルトやニーパッドもこの時点で同じように支給されていたのかもしれません。 余談ですがニーパッドはV.2と呼ばれるモデルです。 EGBが装備を近代化させていくにあたって他のBHI製品と共に選定された、ということではないかと考えています。 Tschüs!!

Hotshot IdZ, 2,1L, oliv【ドイツ連邦軍】

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ドイツ連邦軍で支給されていたハイドレーションです。 調達名は「Hotshot IdZ, 2,1L, oliv」ですのでIdZの付属品として位置付けられているようです。 CAMELBAKのHotshotというモデルがベースですが納入にあたって一部が改変されていることが分かります。 民生モデルと比較していきます。最も目を引く違いはラベルの有無です。 官給品は特定の商標を目立たせることを良しとしないのでしょう。 生地の色も官給版はくすんだ色に見えますが、これは連邦軍が生地を指定したためのものなか年代による違いなのかはっきりしません。 基本的な部品構成は同じであるものの、官給品にはナスカンが追加されています。 裏面の様子です。ナスカンは上下に2ヵ所、計4ヶ所に付いています。 装備への固定方法を考え出すのに苦労したのでしょう。今でこそパルステープは当たり前ですが、当時の連邦軍はモジュラー化されていないアーマーやIdZ規格、S95規格に対処しなければなりませんでした。 上部にはS95のアダプタ、下部には大腿部に固定するためのベルトが取り付けられています。 IdZアーマーなどの腰部にはS95アダプタがありますので、腰から大腿部にかけて装着せよということなのかもしれません。 水2.1L分の重量が足に絡みつくのはさすがに動きにくく邪魔なのではないかと推察しますが、一応そういった使用例も見られます。 CAMELBAKのラベルは小さくなってこの位置に移されました。 官給品であることを示すラベルもありました。調達はJKディフェンスによるものです。 この個体は09年製造のようですがNSN自体は04年から取得されています。 付属品としてクリーニングタブレットが8個付属します。 迷彩柄のポーチはクリーニングキットでした。 ホース洗浄用のブラシと、こちらにもクリーニングタブレットが2個セットされます。 ISAF派遣時にIdZとともによく見られますが、それ以後の国内でも見つけることができます。 Tschüs!!

Armbinde Leitender & Sicherheitoffizier【ドイツ連邦軍】

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演習や訓練の際に見られる腕章(Aembinde)です。 赤と白のリバーシブルになっており役割に応じて使い分けます。 白地に「L」は"Leitender"(Leitendeとも)を表しています。 演習や訓練の監督官/実施担当者に相当する役割です。 Leitenderは両腕に着けますが、片腕にだけつけると補助要員である"Leitungshilfe"となります。 Leitender腕章は射撃訓練の教官が身に付けているのをよく目にします。 訓練生が十分な成績を達成できるよう訓練を調整するのもLeitenderの仕事です。 赤一色の場合は"Sicherheitoffizier"を示します。 射撃訓練や射撃を伴う演習において安全管理を担います。 片腕だけに付けると補助要員の"Sicherheitsgehilfe"になります。 演習の映像で赤と緑の旗を担いで訓練参加者を追いかける様子を見たことのある方もいらっしゃるでしょう。 安全管理に一環としてこの2色の旗を掲げて演習参加者の火器がロードされているかどうかを示します。 LeitenderやSicherheitoffizierは訓練/演習の度に任命され、士官や上級下士官が担います。 Tschüs!!

Taschenmesser【ドイツ連邦軍】

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ドイツ連邦軍のTaschenmesser=ポケットナイフです。 世代違いで2種類あり、 上(新型):Taschenmesser (5110-12-355-6854) 下(旧型):Taschenmesser (5110-12-162-8215) となっています。 旧型は1976年に、新型は2003年に導入されました。 新型はショップで購入した新品、旧型は放出品です。 新型は「ワンハンド」と呼称されるように片手でブレードを展開することができます。 VICTORINOX SWITZERLAND STAINLESS ROSTFREI 旧型には複数の製造元があり(AITORやB&H、CCMなど)、ここの刻印も各種存在します。 VICTORINOX SWISS MADE こちらの刃はロープの切断に便利な波刃となっています。 新型のブレードにはいかにも現代的な折り畳みナイフらしく、板バネによるロック機能が備わっています。 ビバークの際に木の枝を切り落として擬装したりなど、この手の鋸は必須要素といえるでしょう。 長距離偵察や潜伏を行う部隊ではより本格的な携帯鋸を用いるようです。 旧型の鋸刃先端は栓抜きとなっています。 缶切りはカトラリーセットに含まれているためか装備されていません。 鋸の刀身側面にヤスリを持つものもあるようです。 新型の栓抜き(左)と缶切り(右)。下は比較用のヴィクトリノックスのオフィサーモデルです。 これらの先端部分はマイナスドライバーとしても機能します。 栓抜きの根元に小さな切欠きがありますがこれはワイヤーストリッパーです。 切欠きと鉤部分を利用してワイヤーベンダーとしても利用可能とのこと。 旧型にはキリとコルク抜きが装備されますが、新型では解雇されプラスドライバーに置き換わっています。 かつては供給される飲み物の栓がコルクや王冠だったりしたのでしょうが、現代の軍隊には不要といってよいでしょう。 Tschüs!!

Batterie Alkali-Mangan【ドイツ連邦軍】

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ドイツ連邦軍が調達しているNSN付の単三電池です。 様々な機器の電源となる重要な需品ですので、品質管理のできている専用品を用意しているということのようです。 パナソニックのベルギー法人でつくられているようです。 BATTERIE, NICHT WIEDERAUFLADBARは非充電式電池のこと。 照準器の電池交換のためストックに貼り付けられていたりします。 PowerPaxという仕様例のある電池ケースです。 光学サイト、無線機、GPSなど現代においては予備電池も多くなりがちですのでこうしたケースで携行しています。 (パンツァーテープでぐるぐる巻きにされていることも珍しくありません) Tschüs!!

SILVA Kompass【ドイツ連邦軍】

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よく知られているスウェーデンのSILVAのコンパスです。 ドイツ連邦軍においても使用例が見られます。 左がレンジャーSL、右がサンウォッチハンツマンです。どちらも民生品を購入しました。 レンジャーSLはNSN 6605-12-301-2580で砂漠地帯向けサバイバルキットに含まれます(サプライヤはJKディフェンス)。 ただし同じNSNでハンツマンを指す場合もあります。 NSN自体は長い間使われているものなので使いまわした(=対象製品を切り替えた)のかもしれません。 レンジャーSLがミラータイプになっていること以外はほとんど同じ構造。 ハンツマンは米eBayで買ったのでインチの目盛が付いてますが、支給版は当然メートル法の30mmでしょう。 安全ピンは衣服に取り付けるためのものでしょう。 この状態で目標に向け、ミラーに映った方位を読み取る方式です。 ベルクロでマップケースに貼り付けられている様子も見られます。 Tschüs!!

Scuba Diving Wrist Writing Slate【ドイツ連邦軍】

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連邦軍で使用例のある樹脂製メモパッドです。 ”OTG Scuba Diving 3 Pages Underwater Wrist Writing Slate”という、その名の通りスキューバダイビング用で水中でも筆記できるというアイテムです。 このような状態で手元にやってきます。 ヒンジで開閉するため3ページ分利用できます。ゴムの力でパチンパチンと開閉する仕組みとなっています。 利き手に合わせてペンの位置を変更することも可能です。 バンドはベルクロタイプで、付属のゴム紐に変えて使ってもよいつくりになっています。 ちなみに裏面にはメイド・イン・タイワンとあります。 色を塗ってベルクロを貼るとオリジナルのメモパッドが完成します。 複数ある仕様例でも、それぞれ思い思いにカスタムして使っている様子が見られます。 (Photo:DVIDS) Tschüs!!

Oakley M-Frame【ドイツ連邦軍】

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オークリー製のシューティンググラス、Mフレーム(初代)です。 連邦軍に納入されたモデルです。 形状そのものは普通のMフレームです。 シンプルで分かりやすいデザインであり、後の2.0や3.0とは趣向が大きく異なります。 テンプル基部にASD.Nrが印字されているのが官給モデルの特徴です。 レンズ側にもBUNDの文字が印されています。08とあるので2008年製なのかもしれません。 2.0と比較してみます。バランス感はほとんど同じですが装飾から受ける印象が大きく異なります。 2010年前後の特殊部隊や海軍臨検隊に支給されていたようです。 調達名は「Einsatzbrille leicht SpezKr」ではないかと考えられます。 Tschüs!!