Gefechtshelm, springende Truppenteile 【ドイツ連邦軍】

空挺部隊などで用いられるヘルメット、所謂空挺ヘルである「Gefechtshelm, springende Truppenteile」です。
あえて訳すなら落下傘降下用戦闘ヘルメットとなります。
マニアにはメーカー呼称の「828」や「M828」で通じます。
書類によっては「HELM, FALLSCHIRMSPRINGER」と表されることも。

導入は2003年頃からで、空挺部隊はもちろん一時期の特殊部隊や海軍臨検隊、長距離偵察部隊も用いていました。

それ以外の部隊でも、おそらく空挺からの転出組なのでしょう、チラホラ見かけることがあります。




降下用途らしくつばをカットされたシェルとチンカップ、ロック金具が特徴です。
ロック金具はカナダのCG634と同じものかもしれません。



サイズは52-59cm用と58-62用の2種類のみ。



ライナーはM826と似ていますが全く共通というわけではなく、革バンドなどが異なります。



M826の際に話題にした5FTD/3FTDリバーシブルカバーを装着した様子。
5FTD側には擬装用ループが縫い付けられています。



反対側の3FTDには擬装用ループがありません。
3FTDが活きるような地域ではヘルメットに擬装することはない、ということのようです。

この5FTD/3FTDリバーシブルタイプが出現するのは08年頃なのですが、それ以前のアフガニスタン派遣初期には3FTDオンリーのカバーも出現しており、こちらには擬装用ループが付いています。

詳しい方によると3FTDオンリーの「擬装用ループのない」カバーも05年ごろに出現したそうです。
リバーシブルタイプかそうでないかはループのステッチの有無で見分けることになります。




LUCIEマウントを装着した様子。
M826とは鍔の形状が異なるので、それぞれ異なるマウントを適用するそうです。



Tschüs!!

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