Pullover 【ドイツ連邦軍】

ドイツ連邦陸軍で用いられているオリーブのプルオーバーです。
1978年ごろから登場したようで、現在でも見かけることができます。
ネームテープ縫い付けスペースや階級章用エポレットを備えており、肩に国旗も縫い付けられていますので、ジャケットの下に着込むだけでなくアウターとしての使用も可能です。
ただし服飾統制によると演習中や実動任務中においてはアウターとして着用してはいけないことになっています(汚れないように着用せよ、ということらしいです)。
※例によってこの規則を破り、演習中/任務中にアウターとして着用している例もあります。
古い服飾統制から。陸軍はオリーブ、空軍(と海軍)は青が指定色となっています。
この胸ポケットは有無によってバリエーションがある様子。
古い服飾統制から。陸軍はオリーブ、空軍(と海軍)は青が指定色となっています。
フィールドシャツの襟をプルオーバーの丸襟から外に出すのが着用のポイントです。
上記は野戦服の例ですが、常勤服(Dienstanzug)では黒色のプルオーバーを着用します。
常勤服との併用にも様々な制限があり、基本的には通勤時などに用いることになっています。
現在ではいずれのプルオーバーも支給されなくなっています(着用規定は残っており、「指定品」のような扱い)。
そのためプルオーバーを着用したい兵士は自弁品として注文する必要があります。
(兵士ごとに一定額の補助金が給付されるので、そういった財源から捻出しているものと思われます)
最近はプルオーバーよりずっと高性能な防寒衣料がありますので、あまり需要がないのか見かけることも少なくなっています。
この胸ポケットは有無によってバリエーションがある様子。
士官用/兵卒用の違いだという人もいますが、使用例を見るところそのような傾向はないようですので、年代による違いなのかもしれません。
Tschüs!!


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