Schutzweste Infanterie, IdZ-BS 3FTD 【ドイツ連邦軍】


Schutzweste Infanterieの3FTD版です。
アーマーも被服と同じようにピンクっぽかったり黄色っぽかったりと微妙に色合いの違いがあるように思えます。
年代によって異なるのかもしれません。



頸部アーマーはただの襟形ではなく首から肩にかけて広く覆う形状です。
さらに一体型の肩アーマーまで付加されており、相当に手厚い防護となっています。
遮蔽物に身を隠しながら行う火器戦闘においては、肩に負傷が集中すると予想されていたのでしょうか?



アーマー本体に直接接続するのではなく、ループを脇の下に回して着用します。



着用方法は2パターンあり、上図はアーマーの上から着用する方式と



アーマーの下に着用する方式が選べます。
使用例はどちらも見られます。



頸部アーマーと単体の肩アーマーを併用するとこんな感じに。
まずこんな例は見られませんが。



Schutzweste Infanterieにはグローインアーマーも付属します。
運用している例はあまり多くありませんが、兵士にもある程度有効な防護手段と認知されているようです。



跳ね上げて胸元のループで固定できます。



裾の両サイドに取り付けるためのシステム95アダプタ。



Trageausstattung, Infanterie、いわゆるIdZベスト(民生版)と組み合わせた状態。
アーマーとベストをあえて分けることによって重量を分散させる狙いだと考えられます。

STアーマーのようなポーチ縫い付けアーマーにおいては、兵士が重さを嫌って本来必要な弾薬をもっていかなかったということがあった(または考えられていた)のだと言われており、こうした事態を避けるために、例えば休憩の際や監視を行う際など、戦闘のリスクの低い状況ではベストを脱いで身体への負担を減らせるようにした、ということのようです。
(アフガニスタンのような展開地域ではアーマーまでは脱げませんからね)




Tschüs!!

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