Arktis 1601 【ドイツ連邦軍】

Arktisの1601型ベストです。
いつごろから存在するものなのか不明ですが、モジュラー化が進む以前のオールドスクールと呼ばれる領域にある装備品と思われます。



ウェビングキットの時代からすればこういった種類のタクティカルベストは画期的な装備品だったでしょう。
必要性と利便性から効率よくポーチを配したデザインは、モジュラー化が進んだ現在の視点からも興味深く映ります。



Arktisといえば現在においてもクラシックなデザインのベストやチェストリグを販売しています。
良いものは変わらないということでしょうか。



マグポは正統的な配置です。1つあたりG36のマグを2本収納可能。
内側マグポには手榴弾用らしきポケットが配されています。



マグポの上、右身頃には横倒しにされた小型の2段ユーティリティポーチがあります。
用途的にはコンパス(&筆記具)などのナヴィゲーション器機向のようです。



左身頃には手榴弾が入る程度のポケットが2つあります。
手榴弾を入れてもよいでしょうし、ユーティリティとして使ってもよいでしょう。



両サイドにはArktisでよく見るタイプのユーティリティポーチが配されています。



右側のフラップの表面に十字のテープ痕があったのでIFAKポーチとして使われてたのでしょう。
大容量なので水筒やNVの収納にも向いてます。



裏はポケット状になっており無線の収納などに使えます。



左身頃には例によってホルスターが内蔵されています。



背中も袋状になっており、ちょっと細めですがハイドレなどを収納できそうです。
ドラッグハンドル横にはバックパックを接続できそうな謎のストラップもありました。


よく似た構造のものをミルテックやMFHがコピーして販売していますがそちらの方が使用例は多いです。
Arktis製の見分けは比較的簡単にできるのですが、残念ながら使用例はあまり見つけられていません。



Tschüs!!

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