Gefechtshelm Leicht SpezKr. 【ドイツ連邦軍】
"Gefechtshelm Leicht SpezKr."は特殊部隊、EGB部隊向けに調達されたヘルメットで、その正体はMSA TC APHです。
"Schwer(重)"であるTC3000に対し、PASGTベースであるAPHは防護クラスが低いので"Leicht(軽)"ということになっているのでしょう(TC3000はIIIA、APHはII)。
実際、重量も軽いので訓練や低リスクの現場で用いることを想定しているのかもしれません。
特殊部隊やEGB部隊にはSchwerとLeichtが両方支給されるようですので任務や状況に応じて選択するものと思われます。
出所は不明ですが程よい使用感が見られます。
小さなベルクロはIRパッチ用でしょうか。所々にパンツァーテープが貼られているのは補修のためでしょうか。
イヤカット部に残された微妙な膨らみが特徴です。
書類上NATOグリーンとされるOD色も絶妙な風合いです。
APHといえば3分割パッドですがBW調達版は7分割パッドとなっています。
特殊部隊向けの調達では3種類の厚みのパッドがそれぞれセットされます。(本体のサイズはSとLの2種類ありますが調達上は区別していないかもしれません)
ちなみに3分割パッドはパラ降下の際に空気が入り込んで煽られないようにということだそう。
以前入手した黒APH(誤魔化すため塗っていますが)と比較。
形状は同じながら縁ゴムの太さががやや異なるようです。
ODの方が細めの縁ゴムでシャープな印象を感じさせます。
826用LUCIEマウントを装着した際の様子がこう。隙間が大きく、爪も辛うじて引っかかっている感じ。
古き良きEGBといった頭周りになります。
MSA用LUCIEマウントを装着するとこんな感じに。
こちらはちゃんとフィットしていますね。
Tschüs!!
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