Tasmanian Tiger Mk1 Chest Rig 【ドイツ連邦軍】

Tasmanian Tiger製 MK1チェストリグです。
名前の通り現行MK2リグの先代モデルといえるものですが姿形は全くの別物です。



大きな特徴となるS95系アダプタが目を引きます。
旧型アモベストと似通った設計であることが分かります。



ストラップが大分長く処理に困ります。
腰のS95アダプタは不要であれば外してしまってもよさそうです。



両サイドにもS95アダプタが設けられています。よく見るとALICEクリップにも対応していることが分かります。



不要な場合は内側に畳んで紐で固定します。
ベルクロという発想は当時あまりなかったのかもしれません。



ダブルマグポーチが3つ配されておりファステックスかベルクロで閉じることができます。
両サイドのユーティリティポーチも同様です。



ポーチ配置の都合上、フロントジッパーはオフセットされます。
ファステックスは以前の持ち主によって増設されたもののようです。



左身頃はサイドジップ化されており内部にはホルスターをアタッチできるスナップボタンがありました。
残念ながらホルスター本体は付いてきませんでした。



右身頃は横向きのジッパーでベストと同じ思想でつくられていることが分かります。



ここにブランドタグとメイドインベトナムタグが縫い付けられています。
TT製品によくみられるフクロオオカミの刺繍はありませんでした。



さらに使用違いをみてみましょう。



大きく異なる点はポーチのフラップです。
右は上記で取り上げた「黒フチ」モデル、左の「緑フチ」はフラップが短くコンパクトでエラスティックがありません。

後のモデルと思われるMOLLE版とよく似たフラップであることから、「緑フチ」のほうが後から出たモデルであると考えることが出来ます。



緑フチモデルにはフクロオオカミの刺繍があります。



ポーチのレイアウトや機能は変わっていません。
あくまでマイナーチェンジの範囲での変化といえます。



S95アダプタのハトメが変っているほか、金具類も変更されています。



ナイロンテープの色もテカテカしない落ち着いた色合いになりました。



内貼りはメッシュですが、「黒フチ」ではクッション入りだったものがペラペラのメッシュに変更されました。
「黒フチ」にはあったS95アダプタを畳んでおくための紐も削除されてしまったようです。



タグのデザインも微妙に変わっています。


黒フチも緑フチもどちらも使用例が見られます。
2000年初頭頃にDSOに支給されたという話もありますが、これはおそらく黒フチの話でしょう。


Tschüs!!

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